Love&Trash

 

 

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脚本
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ストーリー

 

ストーリー

Ⅰ.オープニング。

 街中。()重価物廃棄が都会の狭い路地の中にある。女が大きな袋にウエディングドレスを詰めてもっていく。どこかの用務員がリュックにタイムマシーンの残骸を詰めてもっていく。お母さんに手を引かれて子どもがプレゼントの包みをもっていく。廃棄所の事務所。受付の親父が商売をしている。灰は一瓶400円、証明書発行は800円、などの掲示。

Ⅱ.

 朝。蛍はアルバイトをしている。まだ不慣れ。20歳。記帳の処理や、ごみの分別・廃棄など。子どもの手作り風の写真たてを無表情に分解しプラスチックと紙とにわけている。手紙や写真などの処理もしている。ふと事務所の机の上を見ると封筒がある。まよわず燃えるごみに。ごみを回収場所に持っていく。事務所に戻るとおやじ、何か探してる。どうやら手紙を探している。捨てたというと焦ってゴミ回収場へ。すでに収集車がもっていったあと。親父、収集車を追って街をかけぬけていく。

Ⅲ.大学の学食

 蛍は寛太に報告する。寛太は無反応。寛太の紹介で蛍は仕事をしている。寛太は女のところへでも行ったのではないかという。そういう疑惑があるそうだ。たしかに封筒、ピンクだった。ラブレターか?今日は忙しいからかまってられないという寛太。

Ⅳ.帰り道

蛍が大学から帰っているところ。寛太が前方を歩いている。女の子三人とふざけながら歩いている。蛍、むかついて寛太を追い越すとき蹴りをいれる。帰りに廃棄所によってみたが親父は帰っていなかった。なんとなくすごく心配になり、記帳を調べてみるが手紙関連はたくさんあり、一人では手が終えない。

ⅴ.次の日、昼間

 やはり帰らない親父を心配し寛太を呼びつける。寛太はやはり動じない。そういえばよく手紙をもってくる女がいた気がする、と寛太。その女も今頃、親父と連絡つかないだろうから廃棄所に来るかもしれない、と蛍。寛太は親父と、仕事をやめさせられたときにけんかして以来だという。解雇の原因は親父がためていた「夏だ!集めて遊ぼう汗かこう!キャンペーン」(夕日飲料、仮)の親父が集めたシールを誤って捨てたことだという。確かに親父はいつも同じお茶を飲んでいたしシールを集めていた。なんなのだろうか。。。ともかく寛太にアイスを与えて黙らせ、蛍は外を張る。しかし熱い。

Ⅵ.日が暮れかかったころ

 白いワンピースを着た女が挙動不審で現れる。廃棄場の前の曲がり角のところで行くか行かないか少し躊躇しているところを後ろから捕獲。しかしその女は鞠子(18)、親父の娘だった。なんと、親父は家にも帰っていないという。

Ⅶ.事務所で

 寛太が態度を豹変させ親身になって鞠子の話を聞いている。寛太、鞠子を気に入ったらしい。で、気に入らない蛍の目。寛太が親父が不倫してるらしいということまで言いそうになっているため暴力で阻止、ごまかす。鞠子、鳴きそうになっている。寛太が絶対手紙もお父さんも責任持って探すといってなぐさめ、二人は連絡先を交換している。そして少し安心したらしい鞠子、帰宅。ふたり、捜索を始める。まずは

帳簿を調べ、確かに定期的に来ている女の住所を突き止める。

Ⅷ.次の日、女のマンションの前

その日はすごく暑い。マンションの少し前で自動販売機をみつけお茶を買う。親父がいつも飲んでいたお茶とそのポスターを発見。例の寛太が解雇されたきっかけになったやつだ。キャンペーンの一番いい商品はジムの利用券。親父はジムなんていかないからなんでこのキャンペーンに惹かれたのか、わからない。二人の次に自動販売機を買っている人がめちゃめちゃそのお茶を買っている。エンドレス。そんなに人気のあるキャンペーンなのか…。二人は女に自分たちの応募シールをあげる。口紅の真っ赤なその女、嬉しそう。「これ、知り合いが集めてるからあげるの。」という。「そんなにたくさん協力しなくても…」という蛍に、「相手の気を引きたいの」と女。あぁそう。不思議な女だ。

ともかく二人はマンションへ。郵便受けには「エコツーリングワールドワイド」という文字。郵便受けに入っていた封筒がおやじが使っていたのと同じだ。寛太が、ワールドワイドはおやじが趣味でやってたボランティアだといっていたという。二人でいろいろ考えているうちに、さっきの口紅の真っ赤な女が訪れる。「ワールドワイドに何か用ですか?」と、女。親父の知り合いかと聞く。すると女は明らかにあせり、逃げだす。もしやこの女が親父の不倫相手か。寛太と蛍、女を追い掛けるが(できたらここで電車に飛び乗りさがすと女は発車直前に電車降りてる、をやりたい)逃す。超ローカルな次の駅で降りる。引き返す次の電車20分後。二人はあきらめ、休憩しようとお店をさがす。そして作戦会議をする。今のが恋人で、キャンペーンのシールをともに集めてあげることで女が親父にアピールしていたことがわかる。カンタ、ともかく親父の居場所を知らないか聞こうという。蛍、もうほっとこうと言う。二人喧嘩。鞠子が気に入ったからだろうと蛍が挑発的なため怒る寛太。家族なんだから鞠子も鞠子の母親も心配しているに決まっている、何かわかりそうなことがあったら教えてあげるべきだと説得。

Ⅸ.まんきつで

二人はワールドワイドをHPで調べることに。満喫へ。エコツーリングについて二人が知る。ワールドワイドは、エコツーリングを希望する日本のボランティアとエコツーリングを企画し実現させている現地の団体との橋渡しをする機関だった。HPには代表の番号が。調べてみるとすぐ近くとわかる。

Ⅹ.ワールドワイド代表のおうちへ

寛太、ピンポンする。女がインターフォンに出る。ワールドワイドに興味があるというと、代表である主人が今不在だという。寛太、名前を名乗ると、名乗った途端に相手が「え、寛太君?」と反応。なんと、親父の奥さんであった。すぐに出るから待ってて、という奥さんに、蛍びびる。浮気なんてしてないことにして今日は帰ろう。奥さんになんて怖くて会えないよ、といっているところを聞かれる。それを聞いてしまった奥さん、蛍を浮気相手と勘違い。「あなたが新井さんですか?」と複雑な表情(もしくは顔をださずに声の表情で。。)をしている。二人、大混乱で頭真っ白。ともかく逃げる。

11.ふてくされて多摩川

多摩川をふてくされて歩く二人。ともかく事実を整理する。ワールドワイドの代表をやっていたのが親父で、浮気相手もそこの組織の女らしいこと。奥さんは旦那の浮気を知っているし名前まで把握しているということ。そして親父はまだ帰ってきていない。鞠子は父親について何も知らされていないのだろうか。今日も日が落ちて来た。親父どこだよーー!!と叫ぶカンタ。てとこで着メロ。母親から事態を聞いた鞠子から。もう親父探しを手伝うなと泣き切れしてる。寛太焦って、誤解を解こうとするが信じない。しょうがないので蛍は自分の恋人だと嘘をつく。そして鞠子を事務所におびき寄せるために嘘をつく。

12.夜の街中

二人は事務所にむかう。鞠子はおやじの浮気について知っていたみたいだ。ワールドワイドについても鞠子に聞いたほうが早いといった。口紅の女がその浮気相手であり、彼女が親父の行き先を知っている可能性が高いと鞠子に知らせ、ともかく蛍は新井ではないという誤解を解かないといけない。

13.暗い事務所にて、鞠子

事務所で鞠子が手紙のたくさん入ったケースをごそごそと探している。なぜかキャンペーンの台紙がたくさん入っているが、しかしカンタの言っていたようなものはない。

14.事務所の前にきたカンタと蛍

カンタはここまできたくせに気が萎えている。女っぽすぎるから鞠子みたいなのは面倒くさい、という。蛍、自分たちはいちお恋人同士だという設定を確認。ポップに行こうと意見一致。何かおもしろいことしながら入っていく。

15.事務所での修羅場

寛太と父の浮気相手登場に、鞠子警戒。蛍に対決姿勢を隠さない。その深刻さに二人、うちのめされる。鞠子は実は父親の浮気について知っていた。口紅の女に会ったというと、蛍の唇をじっとみつめ、「そこまで口紅濃くないんじゃない」と、完全に蛍を疑う。お父さんをどこにやったのという。複雑な鞠子の心情が吐露される。鞠子は母の気持ちを考えている。母が一番惨めだ、という。じゃあお金を返して、という。親父は実はワールドワイドの資金を着服していた。それを新井と使っていると鞠子は考えている。だから寛太が解雇されて新井と一緒に仕事をしていたのだ、と。蛍も寛太も驚く。親父ひどい。鞠子を二人はかわいそうに思い、なだめ、励ます。寛太、キャンペーンの台紙をみつけ、これについて知っていることはないかと聞くが、鞠子は何も知らないという。親父はジムに行くかと聞くといかないという。お金がないから、人に何かをあげたいときは懸賞でこつこつやるのだと鞠子。と、そこで寛太の携帯電話鳴る。カンタの仲良しの女友達から。やっぱりカンタと蛍は付き合ってないじゃないかという鞠子の勘繰り。二人の小芝居はじまり。芝居の修羅場「このさいはっきりさせようと思ってたけど、あんた、あの娘とあたしどっち取るのよ?!」「お前にきまってるじゃないかハニー」みたいな。二人とも演技下手。二人の演技がくだらなすぎていつの間にか事務所を出てる鞠子。

16.細い路地のこっち端とあっち端で、寛太と鞠子の信頼関係の修復

寛太、追い掛けて「警察には通報した?」明日帰ってこなかったらするつもりだという。気をつけて帰れ、という。なんで一生懸命に探してくれるの?親父が自分のこと気に入ってたから。蛍のこと本当に好きなの?本当に好き。(これが本音か嘘かは観ている側の想像に任せる感じで。ただし、本当に好きっぽい演技。)鞠子、蛍を疑うのをやめようとするが、自分の憤りの行き先がみつからず、惨め。ここで雨とか降ってくるとすごくいいですね。<←希望>

17.事務所にもどって。二人の会議。

 ともかく親父を探さないことには疑惑もすっきりしないし鞠子もかわいそうだった。二人の、親父への不信感がマックスに。女の元に隠れているはずだから、引っ張り出してこようと合意。仮説をたてる。女は親父の代わりにワールドワイドに来る郵便物を張っているのかもしれない。だとしたらまたワールドワイドにくるはずだ。キャンペーンのことは事実関係がよくわからなかった。

17.次の日、再びワールドワイドへ。

前日のシーンを裏切るような二人の痴話喧嘩から始まる。二人、次の日も、もう一度同じ時間にワールドワイドに行ってみている。しかし女は来ない。マンションの前のベンチに女が座っている。アイスをぺろぺろ食べている。「ワールドワイドについて調べてるんですか?知ってること教えます。」寛太、アイスには弱い。次のカットでは三人は並んでアイスをペロペロ。親父と奥さんの役割、佐藤という女は親父と恋仲という噂だが自分はしんじていない、なぜなら自分も新井に騙されたから、という。あの人は詐欺です、という情報。そしてその女は毎日夕方、あるスーパーで買い物をしているらしい。二人はその新事実に驚き、その足でスーパーに向かう。

18.スーパーへの移動

正義感の強い蛍の立てた仮説は、「親父が女にだまされているから親父に女の正体暴いてあげよう」。寛太は「親父も共犯で詐欺をやっているから警察に突き出そう。」

19.スーパーにて

スーパーに入ってすぐ、例のキャンペーンのポスターを発見する。一等はジムの利用券。しかし一等の商品、ロスのディズニーランドペアチケットは前回の締切で終了しました、と書いてあるのに気付く。蛍がピピーン、とくる。鞠子の携帯のストラップや髪を結んでいたゴムはディズニーだった。早速鞠子に電話し、ディズニーランドは好きかと聞くとやはり好きだという。親父がプレゼントしたかった相手は鞠子ではないか、親父が浮気なんてやっぱりおかしいと二人(特に蛍)は思いはじめる。鞠子、それどころではなくあせっている。事務所の鍵をいつもの隠し場所から取ろうとしたらなくなっていた。父親が帰ってきたのかと思ったが、扉はしまったまま。しかもそのとき中で電話がなって、留守番電話になって、誰かがメッセージを吹き込んだという。その女が詐欺師だということを告げる話の途中で口紅の女登場。寛太は合鍵を持って事務所へ、蛍が追跡をすることに決める。

20.蛍の追跡

 スーパーに入り、女は行く先が決まっていた。ペットボトルの飲料を売っているところへ。例のお茶を大量に買っている。(もしできれば、そのお茶のシールだけこっそり盗っているシーンのほうがいいな。)シールを台紙に貼り付け、女はすぐに飲み物を返品している。そして帰る途中、電話で話し始めた。蛍、がんばって聞き取ろうとするが、周囲の雑踏で聞き取れない。「また集めちゃった。あげるから会おうよ。」的な誘い文句がかろうじて聞こえる。しかし女がぴたりと立ち止まり、いきなり怒り出す。今度は話がよく聞こえる。「なんでいらないのよ。終わった?え終わったって何が?だました?私が?お金が何よ?そんなの知らない。」女はやがて泣いたような声を出す。「そんなの知らない。私もだまされたの。知らない。」電話はまだきれそうにない。でもこれはかなり有力情報だと思い、蛍は寛太に電話をして事態を報告。

21.親父からの留守電話。

 事務所で、寛太が蛍と電話している。さっきまでのできごとについて、寛太も報告。留守電は親父からのもので、「今日帰る。お土産がある。」という内容だった。電話を切ったあと、ディズニーランドに関して寛太が聞く。鞠子が高校に入学したころ、友達と行きたいといったけれどそんな贅沢をしちゃいけないと父親に反対され、いけなくなり、そのころから父親への反抗期が始まったのだという。親父が鞠子へのプレゼントに、こつこつとシールをためて応募していたのだ。鞠子は複雑。口下手すぎて何も語らない父親に対する怒り、だけど無事と知った安堵。寛太、自分が応募シールを捨ててしまわなかったら、と罪悪感であやまる。二人は鞠子宅へ。二人とも、帰ってくる親父に聞きたいこといっぱい。

22.蛍、家まで追跡

 電話をきった女を追跡している蛍。女の家までつきとめた。蛍、とりあえず寛太に電話し、家を発見したことを報告。突入を考えているというと寛太の猛反対。危ないしどうせ親父は帰ってくる。言い合っている蛍に後ろから人が近づく、、、ばっと携帯を取り上げ蛍を黙らせたそのひとは、親父、その人だった。

23.親父の帰宅

 寛太、いきなりきれた電話で蛍をかなり心配している。鞠子宅に着き、落ち着かない様子の鞠子と一緒に親父を待とうと思っていたが、やっぱり出かけようとする。靴を履き、玄関をあけると、親父、蛍、それから口紅の女が親父にひきずられるような格好でいる。家族、再会。親父、やっぱり無口で何もいわない。謝りもしない。言い訳もしない。ただ、手紙を差し出した。封筒の中には、東京ディズニーランドのチケットと手紙。私が捨てちゃったのを書き直したんだって、と蛍が説明。景品で当てたのを捨てられてしまい、親父は二日間、短期の肉体労働をしてお金を稼ぎ、買ってきたチケットだった。「お父さん、お帰り。」目を合わせほっとする。

24.多摩川・夕方

 多摩川を歩く二人。どうやら女を警察に連れて行ったあとらしいと二人の話からわかる。お互いに感謝する二人。。。さわやかな風。。。グッドミュージック。。。

25.エンディング

エンディングの曲と映像とともに、親父の娘宛の手紙が画面にあらわれ、おわり